聞いた話ですが、ある夫が妻に向かって、「仕事が終われば真っ直ぐ帰ってくるし、博打もやらず、酒もタバコもやめ、いい亭主だろう!」と自慢したところ、婦人に「それじゃ~まるで牛じゃないの」とやり込められたそうです。牛とはひどい・・・!

以前のことですが、私が体調を崩していたころ、牛亭主になり始めていました。そこへ、うるさい連れから競馬の面白さを聞かされ、その道にのめり込んでいきました。 牛亭主が馬亭主に変わったということです。

ある本に載っていたことですが、競馬を始めるきっかけは、先ず誰かに勧められてわけのわからないまま馬券を買うことから始まるそうで、幸運にも当たると嬉しくてまた買い、負けると悔しくて多少勉強しようという気になるそうです。それから、少々記事を読むことを覚え、各馬の成績くらい解るようになり、まだ初心者なのに、つい何か一言意見を言いたくなってしゃべり始めるそうです。

だんだん解ってくると、人はつい勉強し、その成果を確かめたくなるそうで、競馬は悪いことに、すぐに結果が確かめられてしまいます。そして、データを徹底分析したりして、最初はそれで勝ったりもしますが、すぐに負けてしまう。

「馬体重が減りすぎたのか、距離が短かったか、やはりこの馬は左回りが苦手か、いやハンデがハンデだし・・・」

「あれだけハイペースになったらしょうがない」「休養明けだし・・・」「やっぱり競馬は騎手だよ!」

だんだんデータが信用できなくなってきて、パドックを見るようになり、返し馬なんかにも注目するようになります。更に、馬は”血統”などと言い出したりもします。

それでも競馬は当たらない。最後の手段、上級者も使えばバカも使う、「ケントク買い」を試みてしまう。

”自分の誕生日の馬券を買う””車のナンバー、電話番号で買う”サイコロ、占い、飼い犬に聞いてみるなど、なんとメチャクチャだけど、わりとこれが当たるんです。

いずれにしても、好きな馬を決め、「あの馬が走るからわくわくする」といったおもいで観戦するとゴール直前にぞくぞくしてきます。

最近は、競馬からなんとなく遠のいてしまい、そのせいかどうなのか仕事もぞくぞくすることがあまり無くなり、ピりッとしない。考えすぎが原因か?自分らしく大声を張り上げ元気を出し、ゴール目指し突き抜けて行こう・・・。