さあ、本格的な夏の到来、18日の今井浜海岸海開きを控え、河津町にも多くの人が海水浴に訪れることと思いますが、年々海水浴客が減少しているのが現状のようです。

私たちの子供のころは夏が一番楽しかった。海水浴は当然ですが、クワガタ捕りや鮎掛け(鮎の習性を利用し針で掛けて採る)、ボチ捕り(ハゼ、カジカの仲間)ウナギ釣りに、サザエ、アワビ捕りを楽しみました。捕ったウナギは地元のウナギ屋で買ってもらい、サザエ、アワビは魚屋へ卸し、稼いだお金でラーメンと餃子を食べて帰った。真っ黒になって夏を楽しみ、自然と汗を出し稼いだお金で腹いっぱい好きなものを食べることを覚えました。小中学生のころですが・・・。

それから45年あまり、環境の変化とともに年々地元の子供たちは自然との遊び方を覚えぬまま成長、塾、スポーツ、部活動に明け暮れる毎日。家庭では、同級生の親同士が競い合って子育てに励み、子供たちは親の顔色だけを気にしながら育つようになってしまっているように思います。

社会構造が変わり、現在、特定のことを見る限り子供のころの育った環境が多かれ少なかれ影響し、汗をだして働くことを避け、回りのことを気にし、作られた箱の中でしか仕事ができなくなってしまってきているような気がします。言い過ぎかもしれませんが、自分を取り巻く環境では少なくとも確実にそうなってしまっています。物事をポジテイブに考えることを嫌い、ネガテイブに考え、余計なことをしたがらない、さあ、これからどう動くか・・・・?